« 2011年10月 | メイン | 2012年1月 »

2011年11月

2011年11月 6日 (日)

横浜上映会報告

 10月30日(日)横浜、楠木学園において横浜上映会を行った。教育関係者をはじめ、石巻に教育支援やその他ボランティア活動に参加した方、今も関わっている人、これから関わろうという方など50名以上の参加者が集まった。
 映画の舞台になっている門脇小学校は、旧北上川が石巻湾に注ぐ河口の近くにある。今まで、津波の被害を受けたことはなかったが、今回は、津波そして火災に遭い校舎は使うことが出来なくなった。子どもたちは、現在中学校の教室を借りて学習をしている。その子どもたちが主人公。子どもたちの学習に向かう姿勢の一生懸命さが伝わって来る。3.11の恐怖や悲しみ、つらさを体験したからそうなのか、見る人の心を打つ。

 映画の後、今年の3月までその学校の校長をしていらした鈴木洋子さんの話を聞いた。先生は退職を控え最後の朝会で子どもたちに漢詩を贈られた。「桃花笑春風」(とうかしゅんぷうにえむ)である。先生は「これからの人生に、つらいこと、苦しいこと沢山押し寄せてくるだろう。しかし、一生懸命生きていれば、必ず春は来る」と話し、校長から子どもたちに贈る最後のメッセージとしたそうだ。

 それが、すぐ現実になってしまうなんて驚きの一言に尽きる。揺れ動く地震の最中避難をはじめ、避難所を何回か移動しながら、子どもたちの命を守ること、また、学校の再生を図る中で、命をつないでいくことの大切さを実感したそうだ。

 その後、石巻の人たちの50日間被災地を巡り、石巻の人たちに託された「命の言葉」をまとめ「ふたたび、ここから」を出版したジャーナリスト池上正樹さんの話があった。映像では見ることが出来なかった門脇小学校の校庭は、津波が家や車あらゆる物を校庭に押し流してきた風景があったと。ここで多くの人が波に呑まれ命を落としてしまったことは、想像を絶する。一緒に取材したカメラマン加藤順子さんの話もあり1部は終了。

 2部は、映画の助監督である尾崎日出夫さん、製作委員事務局長の佐藤進さんから話をしていただき意見感想に移った。石巻の子どもの学習支援を行っている方から、子どもたちの抱えている課題は、これからが大変だろう、末永く気に留め支援をしていきたい旨の意見でした。映画を見た一人ひとりの課題にしていきたいものです。

 学校の子どもたち、教師、PTAの会合で是非見てほしい映画であり、聞いてほしいお話しでした。

 来年の完成を期待します。

 山本記

Dsc02681