« 2012年1月 | メイン | 2012年4月 »

2012年3月

2012年3月20日 (火)

3月18日(日)大崎市上映会の報告

3月18日(日)、大崎パレットで上映会が開催されました。

 大崎地区も地震で大きな被害を受けていますが、津波被災地とは意識の差があるのではないかという心配もありました。しかし、会場に足を一歩踏み入れただけで、それは単なる取り越し苦労であることが分かりました。受付には花が飾ってあり、係には5名の女性が当たっています。上映会場もこれまでにない本格的なもの、担当の方にも画面、音量等の調整の細かいところまで配慮していただきました。本当に感謝一杯の上映会でした。

Uketukejpeg 

Kaijyou_oosaki

 今回も100名前後の方々の参加をいただきました。寄せられた感想は31にもなりますが、その中には小学生のものもありました。


「すごくきのどくだと、おもいました。いっしょうけんめいがんばってください。」

「悲しいことや苦しいことがあったけど、まけずにがんばってください。もとの門脇小学校にもどることをいのっています。」
素直で、有難い感想です。

「…センセーショナルな映像のテレビ番組が多いと感じていました。『ことば』で事実をつづることは、心に響きました。多くの方に見て欲しいと思いました。」
衝撃的な映像に疲れている方もたくさんいます。

「うちにはテレビがないので、未だ津波の映像を見ていません。見に来るのが気が進まなかったんですが、ひどい映像を映さないでいただいたことはとてもよかったです。」
一人でも多くの方に見ていただきたい、その思いが伝わった嬉しい感想です。

「記録に残すことで、記憶に残し、これからの人々に伝えたいと思いました。悲惨な様子だけでなく、何をすべきか考えることが大切ですね。」
製作委員会の力になる言葉です。

来週、25日(日)から29日(木)の5日間、石巻中央公民館で「春休み特別上映会(入場無料)」を開催致します。是非、足をお運び下さい。

上映会で寄せられた声から(証言編)に当日のアンケート中の記述が載せられています。

(報告:森 俊英)

2012年3月18日 (日)

3月12日石巻上映会の報告

 石巻・追加上映会は3月12日(月) 石巻市中央公民館で午後2時,午後4時半,午後7時の3回上映されました。
 3月11日の大震災慰霊日の翌日という事でもあり,また地元石巻河北新報に証言編の記事が掲載されたこともあり盛況でした。

 どの会も開場時刻の20分ぐらい前から会場に入って待つ方もいて,次々と入場者がありました。1回目は満員状態,途中中座する方もなく,画面を食い入るように鑑賞されていた。時々証言者の言葉にうなずいたり,そうだったのかという驚きの声や安堵の声がそちこちであがり,同じ石巻でも体験の違いを知ると同時に,証言者への強い共感が感じられました。

 大人やこどもでも証言の重さに変わりはなく,ほとんどの方が最後まで真剣に時には涙を拭いながら鑑賞されている様子が印象的でした。最後の門脇小学校の校歌が流れると,一緒にくちずさんでいる方もおられました。


 上映の前後には阿部代表と青池監督からこの証言編映画の紹介とエピソードが話されました。最後までほとんどの方が残り熱心に聞き入っていました。以下に少し紹介します。

 

阿部代表の話
 今日来られた皆さんは,家族・親戚等亡くされた方が全員であると思います。歴史という事を考えると,過去をどう受け止め現在にどう生かし,未来にどうつなぐか・・・この震災を後世に伝えるプロジェクトがこの映画つくりだと聞き,監督の思いも同じなので代表を引き受けました。この映画を見て,映像の力,画面で語ってくれた人の力が感じられました。

 はじめは2時間の作品から作り直し1時間37分のこのような作品になりました。その中には私の期待していた作文は入っていませんでした。そのわけはそのお子さんは映像にするのにうんと言わなかったのです。

 監督が撮影するときに約束がありました。

①嫌だというものを無理強いしない。
②監督の意図に必要な映像だけ集めて作るという事はしない。
③事実の積み重ね・・・そこから何が出てくるのかを大切にしたい。

 どんな作文の内容かというと,親が来てくれてうれしい。けれどもまわりには親がまだ来ない友達がいる。そんなとき嬉しさを爆発させたような気持ちは出したくない。そういう子がいたので撮られたくないというものでした。小学生でも人を思いやる気持ち,このようなおもてに現れないエピソードもありました。

 地域の方々~門脇・南浜の人びとはこの一年間必死に生きてきた方々です。
 ハワイからボランティアで来た人もいます。台湾で行われる映画フェスティバルにも出したい。英語版も作りたい。事実を通して海外にも発信していきたいと思っています。そして8月の本編作成,完成への支援をお願いしたいと思います。


青池監督の話
 この映画は,被災地が非被災地に届けるものです。阿部代表も佐藤さんはじめ製作委員会の人たちも被災地の方。被災地の人々が企画して作っていることに大きな意味があります。いろいろな手続きがあって門脇小に入り,授業にも入って撮影を続けています。これは4月下旬まで続きます。 
 その間に門小校区の人たちに話を伺いました。厖大なインタビューをカメラに収めました。一人1時間から3時間のインタビューでした。100人いれば100人の体験があります。この映画は3月11日から3月12日朝までの15~6時間の間にどういうことがあり,それをどう判断し行動したのか50人ほどの証言の記録です。

 この映画には津波の映像を一つも使っていません。被災者自身の撮った写真はあります。あのときの再現はよそうと思っています。
 インタビューを伺うことによって津波映像に匹敵するだけのものを撮ろうとチャレンジしました。言葉だけでどれだけあのときのことを非被災者の人に伝えることができるか。東京での上映の感想で「言葉を見る映画ですね・・・」と言われ感動しました。うれしかった。私は言葉の力を再認識しています。話す人の顔を映すだけで言葉の力があふれてきます。 

 子どもたちと付き合うと親しくなり,親しくなると見えてくるものがあります。それを撮りました。子どもを弱いものとして守ろうとするが,受ける打撃は大人と変わらない。こどもも一人の人格を持ったものとして構成しました。映画の中ではこどもも大人と対等の立場です。これからも苦しい毎日がしばらく続くと思います。こどもは一番若い世代です。何十年も続くこの被害を長い時間,実体験として伝えるのも彼ら子どもたちです。自分たちの言葉として表現していく。それが記憶に残る。そういう意味で言葉を大切にしたいと思いました。
 私は門小の校歌が大好きです。「さあ 手をとって 手をとって 進もうよ」・・・。



 入場人数は,3回合わせて180名にも上りました。

 同時に発売されたDVD販売も盛況で40本あまりも買い求める方がおりました。
多くの方々のこの映画を見ていただき,8月の本編製作への支援が広がってくれることを願っています。

製作委員会 手代木 記

2012年3月13日 (火)

石巻春休み連続上映会開催!

小中学生が春休みを迎える3月末に連続上映会が開催されます。

この間の石巻での上映会では延べ600人以上の方がこの映画をご覧になりました。でも登場する小学生は、時間の都合や上映の場所も準備できずに中々この映画を見ることができません。そこで春休みに入る3月下旬に再度石巻市内で上映会を企画します。まだご覧になっていない石巻市民の方はこの機会にぜひ会場においでください!

3月25日(日)2時開場2時30分上映開始、石巻市中央公民館3階

3月26日(月)日時・会場同じ

3月27日(火)
日時・会場 同じ

3月28日(水)10時会場10時30分上映開始、会場同じ

3月29日(木)2時開場2時30分上映開始、石巻市中央公民会3階

いずれも特別試写会ですので入場は無料です。

Photo


2012年3月10日 (土)

各地の証言篇「3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば」上映会予定

上映会開催予定のページをご覧下さい。

所沢・大河原・大崎・仙台・浦和の情報が掲載されています。

2012年3月 9日 (金)

3月7日石巻上映会の報告

 3月7日(水)石巻中央公民館で行われた上映会には100名を超える皆様が足を運んでくれました。午後2時30分という時間帯でもあり、どれだけの方に参加していただけるか大きな不安を抱えていましたので、スタッフ一同、感謝と感激で一杯です。

 

 上映の方も大分慣れてきましたので、準備はこれまでで一番スムーズにいったと思います。ただ、再生装置(DVDレコーダー)が最新のものではないので、映像にクリアさがないのが残念です。本来の画像はもっと美しいということは、文字がややボケて読みにくいことからも分かります。スクリーンはやっと工面した2.2m大のもの、ワーナーマイカルのような本格的な映画館で早く上映したいというのは、スタッフの共通した願いです。

  

Isinomaki
 石巻開場でご挨拶する阿部代表

  

 映画が始まりました。私の方は次々とお客様が見えますので、廊下で椅子を運んだり、ドアを開閉したり、忙しく対応していました。ドア越しに、子供たちの素直な言葉に、会場から時々明るい笑い声が聞こえてきます。「ホーッ」というため息ともつかぬ音も聞こえました。 

 

 後半頃に会場に入りました。立ったまま御覧になっている方が10人ほどいます。まだ、席が3つ4つ空いているのですが、立って見ています。不思議です。

 

 画面から目が離せないのです。ですから、1時間37分立ちっぱなっしの姿勢を選択していたのです。

 

 丁度、保護者の家族の証言の場面でした、語る言葉に合わせて会場から自然に「うん、うん」といううなずき合う声が聞こえてきます。まるで、映画に返事をするかのように・・・。そして、皆の動きが一つになって画面にうなずき合っているそんな様子が見て取れます。

 

 フィナーレ、子供達が校歌を歌います。それに合わせて会場からも門脇小の校歌が聞こえてきました。一緒に歌っている方もいらっしゃるのです。

 

上映会後の青池監督の言葉です。

 

 「被災者があの状況の中で必死になって撮った映像にはとても勝てない。この映画で使った震災の映像は、本間さんに提供していただいた2枚の写真だけです。悩んだ末、被災した子どもと大人の言葉だけで、どれだけ非被災地の方に伝えることができるか、そんな作品を作りたいという思いに達したのです。今でも不安の方が大きいが東京での上映会で、「言葉を見る映画ですね」という感想をいただきとても嬉しかった。改めて、言葉の力、再確認している。これからも映像と言葉の力による作品をつくっていきたい。」

 

 3月8日(木)にも100名を超える方が足を運んでくれたそうです。その方々が知り合いの二人に声をかけてくれれば、もう400名の方がこの映画の存在を知ることになります。これからも引き続いての御支援をよろしくお願い致します。

(報告と写真:森 俊英)

2012年3月 3日 (土)

仙台での証言編上映会が終了しました。

 3/313:30から仙台市内のフォレスト仙台ビルで開催された証言編の上映会には前日の降雪にもかかわらず多くの方の来場を頂き盛況のうちに終了することが出来ました。

 13:00過ぎにはもうお客様が来られるなど結局100人の来場者がありました。DVD多くの方の購入していただき有り難うございました。夏の本編製作に向けて一同頑張っていく所存です。

Dscn19741_2
   観衆を前に挨拶する青池監督