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2013年2月 9日 (土)

佐賀市で上映会を実施しました。

去る1月26日(土)~27日(日)にかけて佐賀市内で上映会を行いました。

これは佐賀市内で支援活動を行っている諸団体と、佐賀市NPOプラザの協力を得て実施されたもので、佐賀県在住のj宮城県人会のみなさんも見に来ていただけました。

折から実施されていた全国教育研究集会参加の先生方にも見ていただき上映運動に広がりを感じました。

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佐賀市民を前に会場で挨拶する阿部代表

2012年8月 2日 (木)

富谷町上映会報告

 富谷町教育委員会の共催をいただき,6月24日の富谷中央公民館を皮切りに,7月29日の日吉台公民館まで,富谷町全6公民館での証言編『3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~』の上映が無事終了しました。
 スタッフを除き,大人・こども含めて計185名の入場者がありました。一会場あたり平均すると31名の鑑賞者となり,数は多くありませんでしたが,皆さんとても熱心に観賞されていました。

 

 富谷町会場といいながらも,門脇小出身者や石巻出身の方々,ご家族やご親戚が被災された方々も多く来場され,石巻や他の被災地から転勤された方,引っ越しされて移り住んだ方々もおり,改めてこの度の大震災の広がりを感じることとなりました。
 はじめの4会場では,石巻から製作委員会代表・阿部和夫さん,前門脇小学校校長・鈴木洋子さんも駆けつけて挨拶をされ,映画製作への思いや石巻現地状況,門脇小学校の被災当時の状況等を話していただきました。

 

 受付では感想用紙を渡し,感想を書いていただきました。別掲のように,多くの方から称賛や感謝・感動のことばが寄せられスタッフ一同感激し,上映して本当に良かったと改めて思っているところです。

 

 今回の上映に際しては,富谷町各公民館で上映に便宜を図っていただき,町内全小中学校で,チラシ配布や観賞への呼びかけをしていただきました。また富谷町の広報へも6月,7月の2ヶ月にわたって掲載していただきました。たいへんありがたいことです。

 

 東日本大震災の未来への記憶として末永く語り伝えるために,子どもたちへの教育の一環として町内各学校で購入され,防災教育や道徳教育の一環として活用されるということを聞いています。子どもたちへ教室等でぜひ鑑賞させてほしいと願っています。

 

                                            8月1日    製作委員会 手代木

感想はこちらから!

2012年6月17日 (日)

東京中野ZEROホールで特別試写会が開催されました。

去る6月13日(水)東京の中野ZEROホールで特別試写会が開催され支援者の方々にご覧頂きました。その席上で記入いただいた感想をこちらにまとめましたのでご覧下さい。

2012年5月 6日 (日)

上映会で寄せられた声から(5)・証言編

5月3日 仙台市長町上映会より

1,校長先生の的確な判断と常日頃の訓練のお陰で,在校児童1名の犠牲もなく避難できた事,感激いたしました。

2,体験・証言ほど心に響くものはありません。そして人間の力強さを感じさせられました。日本人の,宮城の,石巻の人々の,子どもの,すばらしさを思いました。今後に伝えていきたい映画です。

3,大川小と対比される門脇小ですが,いろいろな困難があったことがわかりました。子どもをつれてにげた先生方,学校に残った先生方,ともに大変でした。リーダーとしての鈴木先生,本当にご苦労さまでした。

4,このDVDをもっとたくさんの方々に観てもらいたいと思いました。門小の先生方の取り組みのすばらしさに感動しました。ぜひ英語でのDVDを製作していただき,世界の人々に見てもらいたいものです。ありがとうございました。

5,TVでは見られない本当の姿を見られた感じがします。どうしてもマスコミは,ドキュメンタリー的に編集するので,,どうもしっくり信じられませんでした。今日の映画はほんとうに,かざらない心,ほんものの思い,姿が伝わりました。悲しい思いだけじゃなく,子供たちの強さ,明るさも伝わります。むしろ希望が伝わる映画でした。いっぱい元気をいただきました。

6,本日は,上映観賞のお誘いをありがとうございました。登場する中1(当時6年生)の齋籐君の力強い言葉は,門脇小の子どもの心持ちや先生方に育まれた教育の力を感じさせるものでした。子どもたちのしっかりした発言がひとつひとつ感動的でした。洋子先生のご活躍お祈りします。

7,洋子先生 おつかれさまでした。
大切なことがたくさんつまった映画でした。ぜひ,私の勤務校でも見せたいと思います。特に,私は,人の命を守ろうとした多くの先生方の姿に感銘を受けました。

8,被害を最小限におさえるためには,日ごろの訓練だと実感しました。先生方のすばらしい初動・判断・体制がすばらしく思いました。この映画は,小学校の教材として,使用されれば,誰しもが防災意識が高まるはずと思います。

9,すばらしい記録ですね。
 こういうものがなければ,何があったか知ることができませんし,伝えていくこともできないと思います。 ありがとうございます。

10,全国のこどもたち,学校,地域の方々に見てもらいたい。 とてもつらく悲しい出来事でした。

11,被災した学校の教頭として3月まで勤めましたので,映画を観ながら当時を思い出しておりました。この映画同様生かされた者として後世に語り継いでいきたいと思います。

12,校長先生のリーダーシップの下に,自立した教職員,自分の言葉でしっかり考えを話す子どもたち,すばらしい学校作りをしていることに感動しました。私の防災教育に生かしていきたいと思います。 

13,避難した児童全員助かったのは,日頃の訓練が奏功したのだと思います。真剣な取り組みを感じました。先生方の活躍と子供達の行動力に感動しました。しかし,大川小学校はどうしてできなかったのか残念です。今後に生かしてほしいと思います。

14,『神様っているのかな?』 私はきっといると思います。今回の大震災を体験して.それは人と人の関係の中で,誰かが誰かを思いやる心の中で現れたように思います。『絆』って神様かもしれません。私は大震災の中で たくさんの神様に会いました。

15,ありがとうございました。「神様にたよらないで,自分で生きていく」という子どもの言葉がとても心に響きました。自然は無慈悲で神仏は無力でした。でも人間にとって自然も神仏もやはりよりどころです。私も少しずつ自然と和解しつつあります。ありがとうございました。

16,今日は ありがとうございました。 常に訓練をしていたから 素早い判断でできたと思います。その時考えられる判断で やはり正しいのかなと思います。「役に立つ訓練」をしていきたいです。

17,大変有意義なドキュメンタリー映画である。訓練の大切さ,助け合いの心がすばらしい。ぜひ英語版も作ってもらいたい。

18,日頃の訓練の大切さを感じました。先生方のご苦労に感謝しています。孫が小学校に入って本当に先生方のご指導が大切と思います。大人が逃げて “津波てんでんこ”のことをもっと実行してほしいと思います。釜石でも子供達が逃げてそれに従って大人も助かったと言っています。

19,日頃の訓練,的確な状況判断,知恵と協力で乗り越えられたと感心しました。順調な復興をお祈りしています。

20,冷静な態度 絆の深さ,感動しました。日頃の訓練が大事!

21,人の絆の尊さ 平常の訓練への取り組み,実行力・・・・に敬意を表したい。

22,テレビ・新聞等の報道と違って門脇小の先生方や子供達,近所の人々の深い絆が皆さんの協力があっての事と,深く感動いたしました。

2012年4月 1日 (日)

石巻市 春休み特別上映が終了しました。

石巻・春休み連続上映会(3月25日~29日)報告

 春休み連続上映会が25日~29日に開催されました。証言編「3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~」1時間37分の作品上映でした。(石巻中央公民館3F,2時半上映,28日は10時上映)
 

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      3/28 上映後の青池監督の話


 門脇小関係者や製作委員会スタッフ,撮影クルーによる呼びかけや「石巻かほく」 「ラジオ石巻」により広報された結果,25日約90人,26日約35人,27日約50人,28日約40人,29日約54人 計約200名の方々に御覧いただいたことになりました。多くのDVDも購入していただき,カンパもたくさん集まりました。ありがとうございます。春休みに入ったので,門脇小・中の子どもたちの観賞を期待していたのですが,居住地域がそれぞれ離れているせいか思ったより集まりませんでした。また別の機会を
設けたいと思います。

 28日と最終日の29日にはたくさんの感想を書いて頂きました。ありがとうございました。スタッフ一同感激し一層この映画を広めなければという気持ちがわいてきました。
 以下に観賞された方々の感想を引用しながら,この映画の特徴を紹介します。

*「津波の映像などは一つも無くとも子どもたちや先生の大変だった様子がとても感じられた」
「当時の様子が目に見えるようでした」
「人間の肉声による語りの持つ迫力に圧倒されました。そのような証言をていねいに積み重ねることによって重厚な説得力のある作品に仕上がっている」
「みなさんのお話を聞いて生々しい情景が目に浮かびます」
「文章で記録したものより,リアルに伝わったように感じました」
「今まで見たどんな映像よりも,震災のことを知ることができました」
「実際の光景を見てきた自分が,今回の映画をみて言葉の強さ・重みを改めて感じた。一人でも多くの人にみてもらいたい。」
「3.11の真実を知ることができ,いろんなことを思いました」
  監督が言う「証言者の言葉のもつ力」が,画面にあふれ,多くの方のインタビューを映像とナレーターで重ねることで3.11のその時の真実にせまっていたのだと思います。
 
*「(おもいだすとふるえる)もっと皆さんに知ってほしいと思います。あの時の事,あまり話したくないです。いつか話す時がくるでしょうか?」
「子供達の前向きの言葉に感激し,自分(大人)達も現状に不満をもたず,一歩ずつ前に向かうことを改めて感じた。震災から一年が過ぎ,なかなか気持ちの整理がつかず苦しんでいます」
「3.11を忘れることは決して出来ません。改めて思い出しました。我が母校,今日来てよかった。・・・私は土手に上がり,線路の上で立ったまま,門小の真っ赤な火,爆発する音をききながら一晩すごしました。あたり一面,海と化し,がれきの中,恐怖と寒さと緊張で頭は真っ白!!それに比べて,子供達のしっかりした言葉・行動がとてもたくましく思えました。」
「この映画を見て,生きていく道を決めはじめようと思います。全国の支援を心に刻み,がんばりたいです」
  門脇,南浜町で被災された方々のつらさ・苦しみははかり知れません。この映像をきっかけとして言葉にできるときがくれば幸いです。多くの方々に知ってもらうために・・。少しでも前に進むために・・・。

*「門小のことがずっと気になっていたけれど,映画を見てどんな状況だったか,やっとわかることができました」
「当時6年だった我が子がどんなふうに避難したのかが分かり,あらためてほっとしました」
「門脇小学校に在校生を持つ保護者です。あの日のことは今も忘れていません。あの日子どもたちはどのように行動し,避難したのか?ずっと知りたいと思っていました」
「私も同じ地域に住んでいたので,当時のことは自分達の大変さばかりで頭がいっぱいでした。今回の貴重な映像で自分達より大変な頑張る様を見せて頂き,より一日一日大切に一歩ずつ前に進みたいと思います」
 100人の被災者がいれば,100人のそれぞれ違った被災体験があります。同じ家族であってもどのように我が子が避難したのか,この映画によってあらためてその様子が分かった方も多かったようです。鈴木洋子元校長先生も,「職員と子どもたちの行動や気持ちを,この映画を観て初めて分かったこともある」とおっしゃっていました。
 
*「日頃の訓練がどれだけ大事か身にしみました。先生方のきびんさや,子どもたちの動き,助け合いの気持ちに感動しました。全国の皆さんに見ていただきたいです。」
「先生方の冷静な誘導と日頃の訓練の成果がいかに大切であるか,月日を重ねると風化しますが,何時までも語り継ぎ,次代に引き継ぎたいものです。感動いたしました」
「感動しました。石巻市民全員,ぜひ鑑賞すべきだと思う。門小の常日頃のひなん訓練のおかげ」
「当時の生と死を分けたのは,判断と行動だということが分かりました。大変な思いをすれば,大変なことをのり越えられると思います」
「*訓練が実を結ぶこと *芥川龍之介の「くもの糸」ではなく,絆で助け合い全員助かったことに,先生方・地域の方の責任感に敬服します。*常日頃の心構えも大切」
「先生方のいき届いた対応にただただ感動しました。素晴らしい先生方です。子供たちの尊い命を救うに至って実際に立ち向かうお姿は今後子供たちの心の支えになることと思います。改めて前向きに生きていこうと思っております」
「大人の判断が良ければ犠牲は少なくて済む。この映画は他校の教職員にも参考にしてもらいたい。一つの被災学校にしぼっていたのも良かった」
「今後の震災のために,是非,このDVDを全国の小学校で授業の一環として子供達に見せてほしい」
 教師として子どもを守るという使命感・責任感,職員の共通理解と避難訓練の徹底,日常の教育活動の中で培われた助け合いや思いやりの心や行動・・・門小の校長先生を中心とした学校運営・教育活動に敬意を表したいと思います。地域の方々の献身的な助け合いの行動や気持ちも語られていました。大震災時の避難・防災教育のポイントが映像の随所で話されていました。多くの学校のみならず,自治体での防災訓練等でも参考になると思います。

*「先生方の子供達を考えての行動に感動し,そしてなによりも子供達のたくましさを感じてうれしかったです」
「門小の子供さんのしっかりした言葉に感動致しました」
「子供達のしっかりした言葉・行動がとてもたくましく思えました」
「『生きる力』を子供たちから教えられました」
「子供達は,大人の私よりとても冷静であったのだなぁ。映画で残して欲しい。忘れないために」
「小学生からの言葉というものは,素直といいますか,ストレートに胸にきました。自分は京都から来たのですが,こういった生の声というものはなかなか聞けないのでとても感動しました」
「子ども達が精神的なショックを受けながらも,命の尊さを知ったことなど感動しました」
 監督の上映後の話の中に次のような言葉がありました。
「こどもも一人の人格を持ったものとして構成しました。映画の中ではこどもも大人と対等の立場です。これからも苦しい毎日がしばらく続くと思います。こどもは一番若い世代です。何十年も続くこの被害を長い時間,実体験として伝えるのも彼ら子どもたちです。自分たちの言葉として表現していく。それが記憶に残る。そういう意味で言葉を大切にしたいと思いました」 肝に銘じたい言葉だと思いました。そして記録として残し,末永く未来へと伝えていきたいと思います。

 これからも証言編「3月11日を生きて」の上映を,宮城県内や県外でさらに広め,支援の和を広めていきたいと思います。8月末完成予定の本編撮影もさらに続きます。DVD購入や支援金へのご協力,各種上映会の企画や参加をお願い致します。

(3/30 製作委員会 手代木 彰雄 記)

28日の上映会での感想を感想のページ(その2)にまとめましたのでご覧下さい。

29日の最終上映会での感想を感想のページ(その3)にまとめました。

2012年3月20日 (火)

3月18日(日)大崎市上映会の報告

3月18日(日)、大崎パレットで上映会が開催されました。

 大崎地区も地震で大きな被害を受けていますが、津波被災地とは意識の差があるのではないかという心配もありました。しかし、会場に足を一歩踏み入れただけで、それは単なる取り越し苦労であることが分かりました。受付には花が飾ってあり、係には5名の女性が当たっています。上映会場もこれまでにない本格的なもの、担当の方にも画面、音量等の調整の細かいところまで配慮していただきました。本当に感謝一杯の上映会でした。

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 今回も100名前後の方々の参加をいただきました。寄せられた感想は31にもなりますが、その中には小学生のものもありました。


「すごくきのどくだと、おもいました。いっしょうけんめいがんばってください。」

「悲しいことや苦しいことがあったけど、まけずにがんばってください。もとの門脇小学校にもどることをいのっています。」
素直で、有難い感想です。

「…センセーショナルな映像のテレビ番組が多いと感じていました。『ことば』で事実をつづることは、心に響きました。多くの方に見て欲しいと思いました。」
衝撃的な映像に疲れている方もたくさんいます。

「うちにはテレビがないので、未だ津波の映像を見ていません。見に来るのが気が進まなかったんですが、ひどい映像を映さないでいただいたことはとてもよかったです。」
一人でも多くの方に見ていただきたい、その思いが伝わった嬉しい感想です。

「記録に残すことで、記憶に残し、これからの人々に伝えたいと思いました。悲惨な様子だけでなく、何をすべきか考えることが大切ですね。」
製作委員会の力になる言葉です。

来週、25日(日)から29日(木)の5日間、石巻中央公民館で「春休み特別上映会(入場無料)」を開催致します。是非、足をお運び下さい。

上映会で寄せられた声から(証言編)に当日のアンケート中の記述が載せられています。

(報告:森 俊英)

2012年3月18日 (日)

3月12日石巻上映会の報告

 石巻・追加上映会は3月12日(月) 石巻市中央公民館で午後2時,午後4時半,午後7時の3回上映されました。
 3月11日の大震災慰霊日の翌日という事でもあり,また地元石巻河北新報に証言編の記事が掲載されたこともあり盛況でした。

 どの会も開場時刻の20分ぐらい前から会場に入って待つ方もいて,次々と入場者がありました。1回目は満員状態,途中中座する方もなく,画面を食い入るように鑑賞されていた。時々証言者の言葉にうなずいたり,そうだったのかという驚きの声や安堵の声がそちこちであがり,同じ石巻でも体験の違いを知ると同時に,証言者への強い共感が感じられました。

 大人やこどもでも証言の重さに変わりはなく,ほとんどの方が最後まで真剣に時には涙を拭いながら鑑賞されている様子が印象的でした。最後の門脇小学校の校歌が流れると,一緒にくちずさんでいる方もおられました。


 上映の前後には阿部代表と青池監督からこの証言編映画の紹介とエピソードが話されました。最後までほとんどの方が残り熱心に聞き入っていました。以下に少し紹介します。

 

阿部代表の話
 今日来られた皆さんは,家族・親戚等亡くされた方が全員であると思います。歴史という事を考えると,過去をどう受け止め現在にどう生かし,未来にどうつなぐか・・・この震災を後世に伝えるプロジェクトがこの映画つくりだと聞き,監督の思いも同じなので代表を引き受けました。この映画を見て,映像の力,画面で語ってくれた人の力が感じられました。

 はじめは2時間の作品から作り直し1時間37分のこのような作品になりました。その中には私の期待していた作文は入っていませんでした。そのわけはそのお子さんは映像にするのにうんと言わなかったのです。

 監督が撮影するときに約束がありました。

①嫌だというものを無理強いしない。
②監督の意図に必要な映像だけ集めて作るという事はしない。
③事実の積み重ね・・・そこから何が出てくるのかを大切にしたい。

 どんな作文の内容かというと,親が来てくれてうれしい。けれどもまわりには親がまだ来ない友達がいる。そんなとき嬉しさを爆発させたような気持ちは出したくない。そういう子がいたので撮られたくないというものでした。小学生でも人を思いやる気持ち,このようなおもてに現れないエピソードもありました。

 地域の方々~門脇・南浜の人びとはこの一年間必死に生きてきた方々です。
 ハワイからボランティアで来た人もいます。台湾で行われる映画フェスティバルにも出したい。英語版も作りたい。事実を通して海外にも発信していきたいと思っています。そして8月の本編作成,完成への支援をお願いしたいと思います。


青池監督の話
 この映画は,被災地が非被災地に届けるものです。阿部代表も佐藤さんはじめ製作委員会の人たちも被災地の方。被災地の人々が企画して作っていることに大きな意味があります。いろいろな手続きがあって門脇小に入り,授業にも入って撮影を続けています。これは4月下旬まで続きます。 
 その間に門小校区の人たちに話を伺いました。厖大なインタビューをカメラに収めました。一人1時間から3時間のインタビューでした。100人いれば100人の体験があります。この映画は3月11日から3月12日朝までの15~6時間の間にどういうことがあり,それをどう判断し行動したのか50人ほどの証言の記録です。

 この映画には津波の映像を一つも使っていません。被災者自身の撮った写真はあります。あのときの再現はよそうと思っています。
 インタビューを伺うことによって津波映像に匹敵するだけのものを撮ろうとチャレンジしました。言葉だけでどれだけあのときのことを非被災者の人に伝えることができるか。東京での上映の感想で「言葉を見る映画ですね・・・」と言われ感動しました。うれしかった。私は言葉の力を再認識しています。話す人の顔を映すだけで言葉の力があふれてきます。 

 子どもたちと付き合うと親しくなり,親しくなると見えてくるものがあります。それを撮りました。子どもを弱いものとして守ろうとするが,受ける打撃は大人と変わらない。こどもも一人の人格を持ったものとして構成しました。映画の中ではこどもも大人と対等の立場です。これからも苦しい毎日がしばらく続くと思います。こどもは一番若い世代です。何十年も続くこの被害を長い時間,実体験として伝えるのも彼ら子どもたちです。自分たちの言葉として表現していく。それが記憶に残る。そういう意味で言葉を大切にしたいと思いました。
 私は門小の校歌が大好きです。「さあ 手をとって 手をとって 進もうよ」・・・。



 入場人数は,3回合わせて180名にも上りました。

 同時に発売されたDVD販売も盛況で40本あまりも買い求める方がおりました。
多くの方々のこの映画を見ていただき,8月の本編製作への支援が広がってくれることを願っています。

製作委員会 手代木 記

2012年3月 9日 (金)

3月7日石巻上映会の報告

 3月7日(水)石巻中央公民館で行われた上映会には100名を超える皆様が足を運んでくれました。午後2時30分という時間帯でもあり、どれだけの方に参加していただけるか大きな不安を抱えていましたので、スタッフ一同、感謝と感激で一杯です。

 

 上映の方も大分慣れてきましたので、準備はこれまでで一番スムーズにいったと思います。ただ、再生装置(DVDレコーダー)が最新のものではないので、映像にクリアさがないのが残念です。本来の画像はもっと美しいということは、文字がややボケて読みにくいことからも分かります。スクリーンはやっと工面した2.2m大のもの、ワーナーマイカルのような本格的な映画館で早く上映したいというのは、スタッフの共通した願いです。

  

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 石巻開場でご挨拶する阿部代表

  

 映画が始まりました。私の方は次々とお客様が見えますので、廊下で椅子を運んだり、ドアを開閉したり、忙しく対応していました。ドア越しに、子供たちの素直な言葉に、会場から時々明るい笑い声が聞こえてきます。「ホーッ」というため息ともつかぬ音も聞こえました。 

 

 後半頃に会場に入りました。立ったまま御覧になっている方が10人ほどいます。まだ、席が3つ4つ空いているのですが、立って見ています。不思議です。

 

 画面から目が離せないのです。ですから、1時間37分立ちっぱなっしの姿勢を選択していたのです。

 

 丁度、保護者の家族の証言の場面でした、語る言葉に合わせて会場から自然に「うん、うん」といううなずき合う声が聞こえてきます。まるで、映画に返事をするかのように・・・。そして、皆の動きが一つになって画面にうなずき合っているそんな様子が見て取れます。

 

 フィナーレ、子供達が校歌を歌います。それに合わせて会場からも門脇小の校歌が聞こえてきました。一緒に歌っている方もいらっしゃるのです。

 

上映会後の青池監督の言葉です。

 

 「被災者があの状況の中で必死になって撮った映像にはとても勝てない。この映画で使った震災の映像は、本間さんに提供していただいた2枚の写真だけです。悩んだ末、被災した子どもと大人の言葉だけで、どれだけ非被災地の方に伝えることができるか、そんな作品を作りたいという思いに達したのです。今でも不安の方が大きいが東京での上映会で、「言葉を見る映画ですね」という感想をいただきとても嬉しかった。改めて、言葉の力、再確認している。これからも映像と言葉の力による作品をつくっていきたい。」

 

 3月8日(木)にも100名を超える方が足を運んでくれたそうです。その方々が知り合いの二人に声をかけてくれれば、もう400名の方がこの映画の存在を知ることになります。これからも引き続いての御支援をよろしくお願い致します。

(報告と写真:森 俊英)

2012年3月 3日 (土)

仙台での証言編上映会が終了しました。

 3/313:30から仙台市内のフォレスト仙台ビルで開催された証言編の上映会には前日の降雪にもかかわらず多くの方の来場を頂き盛況のうちに終了することが出来ました。

 13:00過ぎにはもうお客様が来られるなど結局100人の来場者がありました。DVD多くの方の購入していただき有り難うございました。夏の本編製作に向けて一同頑張っていく所存です。

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   観衆を前に挨拶する青池監督

2011年11月 6日 (日)

横浜上映会報告

 10月30日(日)横浜、楠木学園において横浜上映会を行った。教育関係者をはじめ、石巻に教育支援やその他ボランティア活動に参加した方、今も関わっている人、これから関わろうという方など50名以上の参加者が集まった。
 映画の舞台になっている門脇小学校は、旧北上川が石巻湾に注ぐ河口の近くにある。今まで、津波の被害を受けたことはなかったが、今回は、津波そして火災に遭い校舎は使うことが出来なくなった。子どもたちは、現在中学校の教室を借りて学習をしている。その子どもたちが主人公。子どもたちの学習に向かう姿勢の一生懸命さが伝わって来る。3.11の恐怖や悲しみ、つらさを体験したからそうなのか、見る人の心を打つ。

 映画の後、今年の3月までその学校の校長をしていらした鈴木洋子さんの話を聞いた。先生は退職を控え最後の朝会で子どもたちに漢詩を贈られた。「桃花笑春風」(とうかしゅんぷうにえむ)である。先生は「これからの人生に、つらいこと、苦しいこと沢山押し寄せてくるだろう。しかし、一生懸命生きていれば、必ず春は来る」と話し、校長から子どもたちに贈る最後のメッセージとしたそうだ。

 それが、すぐ現実になってしまうなんて驚きの一言に尽きる。揺れ動く地震の最中避難をはじめ、避難所を何回か移動しながら、子どもたちの命を守ること、また、学校の再生を図る中で、命をつないでいくことの大切さを実感したそうだ。

 その後、石巻の人たちの50日間被災地を巡り、石巻の人たちに託された「命の言葉」をまとめ「ふたたび、ここから」を出版したジャーナリスト池上正樹さんの話があった。映像では見ることが出来なかった門脇小学校の校庭は、津波が家や車あらゆる物を校庭に押し流してきた風景があったと。ここで多くの人が波に呑まれ命を落としてしまったことは、想像を絶する。一緒に取材したカメラマン加藤順子さんの話もあり1部は終了。

 2部は、映画の助監督である尾崎日出夫さん、製作委員事務局長の佐藤進さんから話をしていただき意見感想に移った。石巻の子どもの学習支援を行っている方から、子どもたちの抱えている課題は、これからが大変だろう、末永く気に留め支援をしていきたい旨の意見でした。映画を見た一人ひとりの課題にしていきたいものです。

 学校の子どもたち、教師、PTAの会合で是非見てほしい映画であり、聞いてほしいお話しでした。

 来年の完成を期待します。

 山本記

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